カスティーリャ王国
ゴール王国の南西にあり、 ゴール王国やノイエ・ドラゴニア帝国に匹敵する国力を持つ大国。
北東部の国境をゴール王国と接している他はほぼ海に囲まれており、 それだけに航海術が発達している国でもある。 特に海軍は、無敵艦隊と呼ばれ恐れられる。
戦乱の時代に、 東方の異民族に国土の大半を支配されていた時期があり、 それを取り返す原動力の一つとなった宗教心は未だ根強く、 大変に信心深い国民性を形成している。
ギル人
カスティーリヤ王国の南西部を中心に分布する種族。
手足の指の間に薄い皮膜の痕跡が、 首筋にエラの痕跡が残っており、 かつては海で生活していたのではないかと言われている。
今では、 特別に水中で行動する能力があるわけではない。 ただ、ギル人には水泳が得意な者が多く、 何かしらの関連性があるのではないだろうかという説もある。
エルコールの門
カスティーリャ王国最南端の岬と、 暗黒大陸最北端の岬からなる海峡。
かつては地続きであったが、 英雄エルコールがこの地に住む竜を打倒した際に、 勢い余って二つに分断されたと伝えられる。
両岸の距離はわずか 14[km]で、 どちらも三角錐状に盛り上がっている。 それが、まるで柱に挟まれた門のように見えることから、 エルコールの門と名づけられた。
ところが、 最近になって“柱”の中から遺跡が発掘され、 門という名は実体を表しているのではないかと、 一部で騒ぎになっている。