R-Gear
- レリックの能力値
2004/01/10
レリックの能力
レリックの能力は、主に4つの指標で表されます。
それは、《ポジション》、《命中》、《武装力》、《アーマー》の4つです。
これらはレリックの性能を実際的、かつわかりやすく示しているため、
レリックの性能評価として広く用いられています。
しかし、それら極めて大きな区分での値であり、
レリックの細かいスペックまではフォローしていません。
より深くレリックを理解したいと思う人には、不満もあるでしょう。
そこで、ここではこの4つの指標について、その意味するところを少しばかり
突っ込んで説明したいと思います。
ポジション
《ポジション》は、レリックの位置取りの能力のことです。
この値の高いレリックは、相手よりも有利な位置に移動する能力に優れています。
これにより先手を取ったり、相手に満足な攻撃をさせなかったりするのです。
有利な位置とは、その時々の場所や敵、
それに味方や目的などによって異なります。
例えば、相手が遠距離型の武装なら近づいた方が攻撃を受けにくいし、
逆に自分が遠距離が得意なら離れた方が攻撃をし易い、といった具合です。
では、具体的にどのような能力によって位置取りが得意ということになるのかと言いますと、
それは機動性能と知覚性能、隠密性能の3点に分けられます。
そして、機動性能はさらに3つの能力に分割できます。
- 機動性能
- 速度
この値が高いレリックは、高速での機動が可能です。
そして、そのスピードによって、相手より先に有利な位置を占めたり、
相手のロックを振りきったりするのです。
- 瞬発力
この値が高いと、より早く動けます。
静止状態からでもあっという間に加速したり、
激しい緩急をつけて動くことにより、相手を翻弄できるのです。
- 方向転換
小回りが利くことも、重要な動きの要素です。
例えスピードで劣っていても、相手の虚をつく動きで惑わし、
有利な位置を取ります。
特に狭いところでは、スピードの速さよりも身軽さの方が重要だったりします。
- 知覚性能
機動性が先の先を取る能力なら、これは後の先を取る能力です。
相手の動きや周囲の状況を把握し、適切な行動を取ることは重要です。
さらに、もしそこから相手の行動を先読みできるのなら、
一気に優位に立てるでしょう。
- 隠密性能
迷彩やステルス処理をされていたり、通常より小型な機体はこの値が高くなります。
相手に発見されにくければ、それだけ有利に事を運べます。
見えなければ、対処できないのですから。
命中
《命中》は、そのレリックがどの程度、有効な攻撃を行えるかということです。
この値が高いレリックによる攻撃は、低いレリックに比べ、
攻撃を命中させる性能で勝っているということです。
命中率の高くなる要因としては、レリックの安定性、操作性が影響してきます。
- 安定性
行動を取るとき、機体のバランスによって難度は全く変わってきます。
歩くのや走るのに不都合がなくても、綱渡りならどうでしょう。
バランスの悪い機体では、落ちないように動かすのは至難の技でしょう。
そして、バランスが良いということは、狙いをつけるのが容易になります。
戦闘中は走ったり飛んだり、時には宙返りするはめになることもあります。
そんなときでも、ぶれたりせずに敵に狙いをつけられる安定性があれば、
攻撃を命中させる上で非常に有利に働くのです。
- 操作性
操作性が高いレリックなら、下手なパイロットでも動かしやすいでしょう。
そして、上手いパイロットにとってもやはり動かしやすいのです。
扱い難いピーキーなマシンと扱いやすい素直なマシン、
どちらを操った方が攻撃を命中させやすいのかは、
考えるまでもありません。
武装力
《武装力》は、レリックが合計でどの程度の火力の武装を装備できるかということを表しています。
これは基本的に、出力の高さと考えて貰って差し支えありません。
出力が高ければ、すなわちパワーがあるということになり、より重たい武装を装備できます。
また、より高出力の武装にエネルギーを供給できるのです。
ただし、高出力のマシンが必ずしも高い《武装力》を有しているわけではありません。
出力が高くても、すでにそれを他の所に使っているかもしれないからです。
例えば、高速で機動できるマシンというのは、概して高出力です。
しかし、バーニア等にエネルギーを裂いているため、
武装に回せる出力はそれ程でもなかったりするのです。
レリックによっては、《武装力》とスピードに割り振るエネルギーを、
ある程度なら調節できるものもあります。
(「高速可変システム」を使用)
アーマー
《アーマー》はレリックの総合的な耐久性能を示します。
この値が高いレリックならば、激しい攻撃にも耐えて戦闘を続けることができるでしょう。
耐久性能の高さは、装甲、フレーム、レリックガードの3つに依存しています。
- 装甲
基本的にレリックの材質はまちまちでパッチワーク的な構造をしていますが、
表面はしっかりと強固な素材を用いた装甲で覆われているのが普通です。
当然、装甲が頑丈であれば内部への被害も軽微になるというわけです。
中にはリアクティブアーマー(装甲自身が爆発することにより外部からの衝撃を相殺する)や
アブラットフォーム(蒸発することによって熱を奪い、レーザー系のダメージを抑える)といった
特殊な機構を積んだレリックもあります。
が、レリックは多種多様な攻撃手段を持つため、さほど大きな効果は挙げられないようです。
- フレーム
装甲板の下には、人間で言うと骨や筋肉にあたる重要な機構が守られています。
これらが頑丈な構造をしていれば、それだけレリックに重大な損傷が起きにくくなるのです。
ただし、レリックの内部構造はレリック工学に基づいた複雑怪奇なものであり、
うかつに頑丈な材料を使うと、そのレリックの性能を損なうことになってしまいます。
そのため、フレームの強化は難しくなっています。
- レリックガード
レリックにはレリックガードと呼ばれるシールドを張り、自身への干渉を和らげる能力を持っています。
強力なシールドを張れれば、それだけ身を守る能力に優れていると言えます。
レリックガードの性能は、ほとんどパイロットの《精神力》に依存しているため、
レリック側に細工がしてあるケースは少ないです。
しかし、最新のレリック工学では、
パイロットのレリックパワーをシールド側に誘導することが可能であることがわかっています。
古い機体でも、知らずにその機構が備わっていることは珍しくありません。
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