Dragonia
- ってどんな世界観?
2009/09/21
基本は普通(?)のファンタジー
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基本は、特別に珍しいところのない、普通の剣と魔法のファンタジー的な世界である。
(竜や宗教は少しばかり異質だが)
いわゆる中世ヨーロッパ風と呼称される雰囲気を持ち、
それでいながらご都合的に文明・文化は発達していて、
清潔で明るい町並みや豊かな自然を形成している。
PC たち(やシナリオ中の重要NPCやガジェット)は幾らでも特別な、
特異な、
異質な、
異常な、
変態的な存在であって構わない。むしろ推奨してもいい。
反面、基本の舞台となる世界は、標準となるべく平坦な普通の物を志向している。
異常しかない世界には、異常は存在しない。
そこでは全てが正常になる。
世界が『普通』だからこそ、PC の特異性が映えるのだ。
「宇宙は例外に満ちている。
しかし、例外は宇宙に満ちていない」
(by 山北篤)
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世界の特徴的な要素
- 普通、普通と繰り返しはしたが、
そうは言っても特異的な部分や癖のある部分もある。
以下、適当に解説する。
- 竜人
ドラゴニア。
竜の血を引き、竜に変身することができる人間。
公的には存在を確認されていない、伝説上の存在。
タイトルでもあり、このシステムの代名詞的存在。
PC としてはもっとも派手な能力。
だからといって別に、
PCとして存在する必要もシナリオに登場させる必要も全くない。
- 人類
ヒューマン人、エルフ人、ドワーフ人、トロール人と、
ファンタジックな種族も含めて、人型はだいたい人類の範疇内である。
ただしゴブリンのように、性格・容姿・能力的に共存の難しい種族は、
人類の仲間とは認識されない。
- 真竜
記録にも残らないほど遠い昔に滅んだ種族。
竜人の祖。世界の材料。
実体を解いてエネルギー生命体と化し、
風や火に溶け込むことができた。
そのことから、
他の通常の生物とは根本的に異なる存在とも言われる。
- 一神教
舞台となる地方で最も広まっているのは多神教ではなく、一神教である。
雰囲気としては、現実にある某宗教を想像してもらえば問題ないだろう。
他者には非寛容、抑圧的で、内部では腐敗が進行している。
しかし同時に、超国家的な行動の起こせるほぼ唯一の組織でもある。
- 拝竜教団
竜を祭神とする邪教集団。
一神教に対抗するサタニスト。
世の中への不満をテロ行為にぶつける困った連中。
- 魔動機械
割とありがちではあるが、
魔力で動く機械類も存在する。
古代には魔動工学が特に発達していた大帝国が存在し、
当時の遺跡からは、
しばしば優れた魔動機械の残骸が発見される。
- 銃器
特定組織の特別な兵隊は、火薬の反動で弾丸を撃ちだす銃器で武装している。
これは完全なオーパーツで、他所では一切、存在し得ない。
出所は不明。
とある英雄たちが持ち込んだとも。
ごく少数ながら、レーザー銃も……?
- 和風
西にはなぜか、和風の文化を持った島がある。
ここの出身ならば、刀も侍も問題ない。
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世界の例外的な要素
- 前にも述べたが、PC やシナリオ上の重要 NPC、ガジェットならば、
いくらでも特別な要素があっていい。
以下、サンプルキャラクターなどに実際に使われている特異的な要素を、
例として幾つか挙げる。
ただし、繰り返すがこれらはあくまでも例外的な要素であり、
決して一般的に認知されていいものでない。
- メイドロボ
言わずと知れたメイドロボである。
遺跡から発掘して修理したらマスター認定されたりするのである。
家庭から戦闘まで幅広くサポート可能。
- ホムンクルス
人造人間である。
人造だから、どんな厨臭い外見や能力を持っていても不思議ではない。
- 改造人間
悪の秘密結社に改造され、洗脳される前に逃げ出し、
魔動工学の粋を尽くした二輪車を駆って大暴れするのだ。
変身中に袋叩きにされないように注意
- マッドサイエンティスト
マッドであると言い訳すれば、
どんなおかしな発明をしても納得されてしまう。
しかし、決して世間に広まることはない。
そんな素敵性能。
調教技能で自律稼動中のゴーレムをハッキング、配下に収めるような真似も……!
- シェイプチェンジャー
猫や鳥や虎に自由自在に変身。
上の連中に比べれば随分とまともである。
- 喋る魔剣
剣の形状を持つ使い魔を作れば、
それ即ちインテリジェンスソード。
魔法で主をサポートする極悪アイテムだ!
伝説の武器にお一ついかが。
- 石化の魔眼
目と目があったら石化チェック。
……なんてこともなく、ルール的にはコントロール可能。(触媒とホールドの魔器を目として扱う)
- 無限の○製
パクリじゃないよ、オリジナルだよ!
だって、こっちのが早かったし!
#その後に改めてパクリなおしたことについては黙秘
気に入らなかったら
- GM は、
ルールブックに書いてある世界観なんて全部放棄しても別に構わない。
どうせできることなんて、ルールによって規定されている。
その範囲内で、いくらでも好きに作ってしまえばいいのだ。
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