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- 世界背景例
2004/01/10
レリックの世界観は、自作が基本です。
原作者も、そう言っていました。
しかし、とは言っても何の取っ掛かりもなしではやり辛いのも事実です。
幸いにして、原作にも世界観が簡単にではありますが提示されていたので、
ちゃんとしたものを作るの面倒だし
それを適当に引用して済ませたいと思います。
ワールドサンプル その1 (原作より)
舞台は恒星間航法を開発した人類の行き交う宇宙世界 (地球人はいない)。
恒星間航法を発明したいくつもの種族が出会い、
発展し、そして殺しあっている世界。
今では進んだ交流によって混血が繰り返されたために、
人類は皆、ちょうど現代の地球人とほぼ同じ構造と外見に変化している。
宇宙は広大で、様々な国家が乱立している。
恒星間航法を繰り返せば、はるか遠くの星系まで旅をすることは可能だが、
自分達の住む星系から大きく離れた所にある星系の事など、
国家元首ですら知りはしない。
このように、
ひとつの星系が全ての星系の事を知っているということはまずありえないが、
交易は存在するため、
どの星系もほぼ同程度のテクノロジーをもって発展しており、
通貨や法律などもおなじようなものを使っている (もちろん例外はある)。
そして、どこの星系にもレリックは存在する…。
「レリック・ギア」の舞台は広大な宇宙世界であり、
どのような物語も存在しうる可能性に満ちた世界である。
ここでは、それらの世界ひとつひとつについて解説することはせず、
この世界の物語を創造するために必要な知識のみを解説することにする。
世界
- 年号
星暦○○○○年と表される。
0年以前は - (マイナス) で表記される。
恒星間航法によってこの宇宙で初めて異種族同士が遭遇した年を、
0年と定めたと言われている。
- 通貨
通貨単位は「クレジット」が有名。1cr = 1円。
硬貨や金塊、プラチナ等の希少金属による取り引きがメインだが、
狭い星域を対象としたカード経済も存在する。
(カードは硬貨などより偽造されやすいため、一般的ではない)
- 永遠の命
基本的に、寿命も年のとりかたも現代の地球の人間とあまり変わりないが、
増やそうと思えば金を払って増やせる (一年単位で増やせる)。
しかし大半の人は寿命を増やすよりもっと有意義なことに金を使おうとする。
寿命を延ばせば延ばすほど、死の苦しみは大きくなる。
そのため、一度寿命をめいっぱい増やしてしまうと、
死への恐怖からますます長く生きようとする傾向にある。
- 言語
星系や惑星、地域によって様々な言語が存在するが、
共通語という言語が普及しており、
人々は交渉に共通語を扱うことによって自由な意志疎通を可能になっている。
もし万が一共通語が通じなかったとしても、翻訳機を使ったり、
コンピュータを介せばよい。
- 開拓と侵略
いうまでもなくどちらも領土を増やすための行為。
「開拓」とは惑星改造によって人間が快適に住める土地に作り替える事。
侵略はすでに他人が住んでいる星あるいは地域を
(主に武力を用いて) 奪い取ること。
戦争こそはレリックがもっとも活躍する場面である。
- 人間
宇宙にすむ人々は、みんな今の地球人と同じ外見をしており、
角が生えていたりというようなこともない。
長い交流で混血の進んだ結果だと言われている。
肌の色や体格、内蔵の構造程度の差なら、生まれや血筋によって生じる。
- 未開星
恒星間種族の支配していない星。
まだ恒星間航法を発明していない知的生命体が住んでいる可能性もある。
そうした生命体が発見されれば、大抵は平和的な接触を図るが、
対等の存在として扱われないことも多い上、
捕まえて奴隷として売りとばしたり、
開拓のために彼らの存在を抹殺したりする輩は現れる。
未開星への侵入及び未開星の生物との接触を禁止している国家も存在する。
- 法と掟
個人に関する法には共通したルールは存在せず、
各星系、国家ごとでまちまちである。
常識的な決まりはどこの国でも似たようなものだが。
- 遺跡
かつて古代に存在した文明の遺跡が見つかることもある。
もっとも、
おとぎ話にあるような「現代を超越するテクノロジー」とやらが見つかったためしはないが、
貴重な金属や学術的に価値ある資料が発掘できる可能性は高い。
- ボディテクノロジー
医学は発達していて、「ボディテクノロジー」と呼ばれる。
機械化技術もクローン技術も進化しており、
金があって技術者の腕が十分なら、
息の根が止まっていない限り高い確率で再生できるし、
脳以外のどこを失っても、生きて活動させることが出来る。
もっとも、 まれに記憶や知識を一部失う可能性はある。
寿命は1年刻みで買うことも出来る (寿命を買えば、同時に少し若返る)。
- 病気
ボディテクノロジーが発展すればするほど、
病気も絶滅することなく進化している。
その毒性はより強く、その感染は星の海を渡る。
- クローン
クローン技術は主に人体パーツの製造に使われている。
他の利用法としては家畜を大量生産するというのがあるが、
味と栄養が落ちるのであまり好まれない。
寿命も増やせる世の中でクローン人間を作るメリットはなく、
ロボットよりひ弱で性能が悪く教育が大変で、
なおかつ人間を雇うぐらいコストのかかるクローン人間は、
あまり作られない。
(作られるとすれば、誰かの影武者といった、陰謀の香りのする目的がほとんどだろう)
- ノヴァニウム
レリック以外の乗物のエネルギー源となる無形の物質。
人間には全く無害な、地中から産出、生成する惑星のエネルギーのようなもの。
どの星でも取れるが、産出量には差がある。宇宙空間でも僅かながら摂取できる。
- 恒星間航法
ノヴァニウムを利用した巨大推進機関によって移動エネルギーをチャージし、
エネルギーが必要な量に達した瞬間に、
一瞬にして高速の数倍の速度に達し、高速の星々の間を移動する。
これが宇宙最速の移動手段で、平均的な星系と星系の間を数日で航行する。
ただしレリック使いは例外で、理論上はテレポート能力のあるレリック使いなら、
0秒でテレポートにより誰も知らない宇宙の果てまで移動することが出来る
(大変不確実だが)。
- 通信
亜空間通信がメイン。
亜空間通信とは、空間の歪みを抜けることの出来る特殊な極小物質を利用し、
タイムラグなしにはるか星の彼方まで通信する技術。
- 多層市街
地上、空中、地下の区別もなく、
都市を多層化することによって狭い土地にたくさんの人間を住ませる建築様式。
惑星改造に時間のかかった星では、
こういった土地を有効活用する建築が多用され、
惑星改造完了後もその名残が見えることが多い。
もっとも、その後は住民の密度が減るため、無人化する地域が増える。
街の外観でもっとも多いのはノーマルな高層ビルの集積体だが、
地球でいうところの中世ヨーロッパに近い外観でまとめたりといった、
個性的な街もある。
- 娯楽
娯楽は、星系によって、また地域によって千差万別である。
探せばおよそあらゆる類の娯楽があるが、
その全てを合法とする星はまずない。
コンピューターは様々な精神的快楽を与えてくれるが、
あまりに万能なせいですぐに慣れるか飽きるかしてしまう。
よって、この世界では肉体的にも精神的にもリアルに興奮させてくれる、
闘技場やレースに人気が集まっている。
- レース
この世界の「レース」とは、
主に専用のレース用道路をはしる反重力カーの競争「スピード」を示す。
迷路化された地底通路を武装カーで駆け抜ける「ダンジョニア」や、
戦闘機による空の決闘ゲーム、
止まらないダッシュスケートをはいた人間同士の競争なども有名。
- デュエル
様々の不思議な能力を持つレリック同士が全力で壊しあうこの野蛮な競技は、
世界で最も人気のある娯楽のひとつである。
競技のルールは、どちらかの機体が半壊したら終了
というスポーツマンシップ溢れるものから、
搭乗者の息の根を止めるまで終わらない極端なものまで様々。
統一した組織を設け、ランキング制度の確立している星系もあるが、
街の治安の悪い区域で住民達の賭博の対象となっていたり、
王侯貴族の残忍な娯楽として宮殿前の広場に建造されるといった事例の方が普通である。
戦争
戦争は、主に領土の確保と拡大のために行われるが、
まれにそれ以外の目的で始まる戦争もある。
一部の者の利益の為だけに起きた戦争や、
他人には理解できない神秘の存在や古代の財宝の実在を信じている者達が起こす戦争もありうる。
戦争は主に惑星上、あるいは惑星近くの宇宙空間で行われる。
宇宙空間で恒星間移動中の宇宙船と闘うのは効率が悪く、
時間もかかる戦いになりがちだし、大抵の戦争は領土を求めての戦いだから、
なるべくなら地上で戦線を開くのが最も効率的という考えに基づくものである。
もっとも、常に例外はある。
レリックは戦闘の趨勢を決めるもっとも重要な要素のひとつである。
強力なレリック使いが操るレリックに立ち向かうのは非常に困難であり、
多額の損害を覚悟せねばならない。
しかし戦争はそれだけで勝てるものではない。
並の使い手の乗るレリックなら戦車や戦闘機でも十分勝ち目はあるし、
なにしろ普通の兵器はレリックほど搭乗者の実力に機体の性能が左右されないから替えが効きやすい。
そんなわけで、レリック以外の兵器も負けずに発展しており、戦場で重要なウェイトを占めている。
- 戦場の通信
いかなる無線通信も必ず傍受されるので、
戦場での通信は記憶通信
(伝令の脳の未使用領域に、コンピューターで直接情報を書き込んで運ぶ通信方法)
がもっともメジャーである
(亜空間通信を使わないわけではない)。
- 相殺
現在にはない戦術概念。
高度に発達したセンサー類を駆使して、
相手の打ち出した砲弾やエネルギー兵器に、
こちらの攻撃を命中させることによって攻撃を無効化、
場合によってはそのまま反撃するという豪快な防御手段。
- リモ―ト
この世界では、「リモート」と呼ばれる遠隔操縦型の無人兵器は、
割とポピュラーなものである。
しかし、どれだけ通信防護を施しても、
敵にコントロールを奪われる可能性が付きまとうので、
運用する軍隊には高い技術レベルが必要。
- 戦場での兵器運用
- レリック
戦場の主役。 全長20m前後。
破壊活動、隠密行動、防衛戦など、あらゆる局面に対応できる汎用性を持ち、戦艦並みの装備を搭載できる上、謎のレリックパワーまで行使することで、他の兵器には決して真似の出来ない任務も遂行できる。
普通の兵器より動力音が極度に少なく、空を飛んでも風を切る音すらしない。
近くを高速で移動していたとしても、聞こえるのは、駆動装置の軋むかすかな音だけ。
熟練の一般兵達は、その音を「レリックギア」ど呼び、恐怖している。
何しろ、遠くに何かいる、と思っていたら、次の瞬間には、レリックの巨大な姿が頭上にそびえているのだから。
- 戦闘機
高速強襲兵器。全長 6m 前後。
この世界の戦闘機は全て空も宇宙も関係なく、凄まじいスピードで飛ぶ。
スピードを犠牲にして装備を搭載するとあっさり撃墜されてしまうので無意味。
- 戦車
安くて乗り手を選ばない戦闘車両。
全長 10m 前後で、今の戦車より大きい。
機動力の低さは比べようもないので、
重装甲重武装に特化させることを基本コンセプトとしている
(もっとも、レリックよりは劣る)。
戦線を形成するための数合わせや、占領後の民衆の制圧などによく使われる。
知能を持つ無人戦車が用いられることもある。
- 歩兵
(兵器ではないが)
装甲服に身を包み、屋内の制圧や探索、人質の救出など、
大型兵器では解決できない軍事行動に対処する、戦場の影の主役。
特に、レリック使い達は、不安定ながらもレリックパワーを行使できるため、
優秀な歩兵にもなる。
- 移動要塞
動く城塞であり、工場でもある。
全長 200m 前後のものが標準。
それほど巨大ではないが、入り組んだ狭い生活スペースの中に多くの人員を詰め込み、
「動く前線基地」といった役割を果たす。
攻撃兵器を積んだ機動要塞を宇宙から地上に射出して強行着陸を試みるという戦法もとれる。
戦車をそのまま大きくしたようなデザインが一般的だが、
軍隊のシンボル的な存在なので、変わった外見のものも存在する
(ひどいのになると生体部品を組み合わせた化物のような奴まで存在する)。
類似品に武装列車などがある
(敷設したレールの上しか走れないが、スピードに優れている)
- 宇宙戦艦
恒星間航法の可能な、全長は 500m 位から、
巨大なものでは 30km を超える巨大戦闘兵器。
強力な装備や戦闘兵器を搭載し、大気圏内も飛び回れる。
十分な居住スペースもあり、宇宙を長時間旅行するのに適している。
ワールドサンプル その2 (オリジナル)
部隊は現代地球。
宇宙から軍隊が来て地球を乗っ取ろうとしたり、
レリック使いを狩り集めようとしたり、
レリックパワーを搾り出そうとしたり、
たまには宇宙海賊が攻めて来たり、
宇宙怪獣が攻めて来たり、
あるいは 2つの星間国家が地球の支配権をかけて某我らが国と、
某最強国の間で代理戦争を起こさせたりする。
詳細はそんときのシナリオ次第だけど、
何も知らない一般人がレリックに乗って戦うハメになるのは共通。
ワールドサンプル その3 (八方紀甲オクティガーズ)
原作のレリックギアを基に、世界観を作成された方がいます。
その人のページ。
http://homepage3.nifty.com/beben/mech/octa/octygurd.html
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