後記
2009/10/17
2D格ゲーのようなシステムを作ろう。 それも、私にとって最高のTRPGシステムの一つである レリックギア(これは3Dロボット格ゲーを再現している)に負けないような。 それが、Hexa Force を創るに当たり、最初に考えたことでした。 2D格ゲーと言っても、「拳皇伝説」とはまた大きく違います。 形式主義で見た目の構造を模倣するのではなく、あくまでそのフィーリングを、 プレイ感覚を近づけることを念頭に置きました。 フィールド内を所狭しと跳びまわり、手からは怪しい気の類を撃ち出し、 そうかと思えば一瞬で懐に潜り込む。 それらは高スピードで行われながらも繊細であり、一瞬の隙を見つけてコンボを叩き込む。 このシステムが目指した物は、この感覚なのです。 だから、このシステムは私の中では2D格ゲー(より正確には2D格ゲー系列の格ゲー)です。 -Full Install- で用意した世界は荒廃した遠未来ですが、 学園を舞台に日本を又にかけた勝負でも構いませんし、 ビルの谷間で超能力アクションをしても構いません。 GMやプレイヤーたちの、好きなようにやればいいのです。 そしてそれは、できるはずです。 このシステムの記述する世界では、戦車も戦闘機も高価なおもちゃにすぎません。 銃器は使い手しだいで、それ自体は大した物ではありません。 射程距離など、無粋なものには退散してもらっています。(GMもそれらは退散させて下さい) この世界を支配する力は、個人の武力なのです! ……え、数の暴力には負けるって?それもまた、現実……ということで。 まあ、真面目な話、ほとんど2D格ゲーではタイマンしかしません。 だから、そういうノリでやりたければ、そういうことにしてしまえば良いのです。 でも、例え格ゲーの世界でも、実際に数の暴力は通用しているということをお忘れなきよう。 それもまた、この世界の法則の一つなのです。 一人より二人が強いなんて、当たり前のことでしょう? |